寂しがりやたちのバラッド

まぁ何て言うか、つまりはとても寂しがり屋の人がプライドという壁を持っていたりすると、とても扱いにくいという事です。
しかも今、そんな無駄にバリアを張ってすっからかんな内面を護ろうとしている人が多い、っつーわけですな。


踏み込みすぎると、ずずっと引かれて
構わなさ過ぎると、そっぽを向かれて
そんな野良猫達と付き合う秘訣は一言で言えば「我慢」すなわち忍耐。
言いたい事を我慢、言いたくない事を我慢、嫉妬を我慢、羨望を我慢、涙を我慢、怒りを我慢、プライドの放棄を我慢、自分を我慢。
夫婦という法律上の囲いに入れられてしまえば、ある程度の自由は可能という皮肉な昨今ですが、だからこそやはり恋愛途上の若者は色々と我慢するべきところを学びましょう。
お互い好きあっているんですから、一緒に居たくないわけが無いのです。
無視しあって嫌な思いをするなら、二人でいる居心地の悪さをどうにか克服しようじゃありませんか。
勝つとか負けるとか、男のクセにとか女のクセにとか、そういうちっぽけな壁はさっさと取り払うべきです。むしろ外さないと、かなり辛い目を見ます。
どうしてもダメな時は、お互いに「好き」と言い合うのです。そう、お互いに好きなんですよ。そんな単純且自明の事を忘れてしまうほど疲れている自分に気付くべきです。
反省すべき点は多々あるでしょうが、それは横に置いておいてまず相手に電話しましょう。


ここで「携帯」を使うのはアウトです。
ケータイは常に相手と繋がっていますが、常時相手の心と繋がっているわけではないのです。
これはシャレでもカッコイイ事を言おうとしているわけでもなく、本当にそうなのです。
携帯が、所持者の側に必ず在る、という幻想が大きく膨らみ歪な形で我々の心に刻まれている事でしょう。
しかし、携帯の反応を相手の全てであるとしてしまう、シンプルな判断はちょいとストップです。
それはほぼ半分の確率で間違いミステイクです。


いやーでも、ケータイの登場により、男女の恋愛模様が随分変わりましたね。
時間と想いの差のある手紙や、親が出るかもしれないロシアンルーレットの自宅電話でのドキドキ感は最早時代遅れなのでしょう。
それでも、あの頃がいいなーと思う私はもぅすでにオッサンなのでしょうね。


私は二人の幸せを願っています。
何とかして、3組目の夫婦に持ち込めないものだろうかwwww