マリア様がみてる 大きな扉小さな鍵

マリア様がみてる 25 大きな扉 小さな鍵 (コバルト文庫)
OK分かった。
もうとことん付き合おう。
いったい何巻裕巳と瞳子のスール話を続けるのか分からんが、もう腹を括りました。
最後の最後まで見守りますぜ!ヽ(`Д´)ノ


さて、今回の話の感想でも。
まずバレンタイン企画は前年と一緒でちょっとガッカリ。
まー確かに、山百合会全てが満遍なく活躍できるような企画が他に考え付くかと言われれば難しいですが、それでももうちょっと捻りが欲しかったかも。
瞳子専用(笑)不在者投稿ボックスなんてのも出来ましたがね。菜々もこれで間接的に参加するんだろうか。できれば乗り込んできて欲しい所だけど…。
そして今回の最大級の見せ場。他の小難しい場面など吹っ飛んでしまう究極の一撃。


「ただ、乃梨子の隠したカードを探したかっただけで」


「ただ、乃梨子の隠したカードを探したかっただけで」




「ただ、乃梨子




       隠したカードを




            探したかっただけで」

(*´Д`)ハァハァハァハァハァハァ
可愛い可愛いよ志摩子さん。っつーか反則だぜこりゃ。
しかも次のページの見つめ合う白薔薇姉妹の挿絵がヤバ過ぎる。いかん、辛抱たまらん!!!ヽ(`Д´)ノ
もう色々と困難を乗り越え済みの二人は、ラブラブ街道一直線ですね。しかもお似合いだし。いいね!
そして。
もう自分のことは大体片付いている乃梨子さんは。
瞳子の手助けが出来る唯一の存在(まぁ優はリリアンじゃないし)というわけですな。


瞳子瞳子ねぇ。
今回やっとお家事情が明らかになって、確かに人格曲がっちゃうような辛い育ちだったものだから、私の中の瞳子株が急上昇。
萌え的にはずっと好きだったんだけど、マリみての中の一人の人間、としてみた場合はそうでもなかったんですよね。
でも、この巻でなんというか…すげぇ、お前は頑張ったよ。と言いたくなるような複雑な家庭環境で、そりゃ周りへの警戒も尋常じゃないだろうし
裕巳や優に対しても、そう簡単には壁を崩すわけにはいかなかったんだろうなぁ、としみじみ思うわけです。
最終的にその振り回す刃は祥子に跳ね返されて、自分の胸にグサッと刺さってしまったわけですが。
しかも、祥子様怖いしw裕巳の事になると自制できなくなっちゃう、さっちゃんはラヴだけどね(*゚ー゚)


あー、でもホント最後乃梨子が戻ってきてくれて良かった。後書き見る感じだとどうやら予定外の行動だったみたいですが、読者もかなり救われたんじゃないかと。
もしあそこで100数えて周りに誰も居なくて「次巻へ続く」になってたら、レイニー止めもかくや、の悲惨な展開になってた気がします。
まだ姉妹にならなくてもいいから、次ではいろいろと絡まりあった糸がほどけていくと良いなー。
そろそろ裕巳×瞳子の甘々なシーンが見たいでござるよ。