それは一通のメールから

始まったのです。
残業を終えて帰宅しようと準備をしていた時、ふと携帯のランプが光っているのが見えました。
なんだろうと思って見てみると、差出人にはバイトのM君の文字。中身は…


「四向居さーん。こないだ言ってたクイズのガチャA店にありましたよー。バージョンは.5でしたけどね」



……


………ぅぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!


よくやったM君!今度のコンプの付録はちゃんととっておいてやるぞ!!


M君には、QMAのガチャを何処かで見かけたら教えてくれるように頼んであったのですが、まさか本当に見つけてくれるとは…。
時計を見れば23時。そのA店は24時閉店。やべぇ、急がないと。今期のアロンソ並のドライビングでかっ飛ばしました。


そして無事店に到着。足にやや痙攣を起こしながらもおもむろにレジへ行き
「すみません、両替お願いします」
「はい、3000円分ですね」
と、微妙な額を両替しました。
それというのも、私は正直言ってシャロンしか要らなかったからです。
…まぁちょっとアロエとマロン先生はほしーかなーと思ったりもしましたが、シャロンが出た時点で止めよう、そう思ってました。
……
………
…………
……………そう、思っていた時期がオレにもありました(AA略


記念すべき第一号はマロン先生。青い帽子に赤い髪が見えました。
 おー、いきなりちょぃ欲しいのが出たじゃん。次シャロンが出ればもう満足じゃね?
そんなわけで二回目。
次は赤い髪………アロエか?と思ったのですがどうやらルキアで(´・ω・`)シャローン
気を取り直して三回目。
うぁ青い髪…ユリか…(´・ω・`)シャローン
負けずに四回目。


………黄色い髪。


キタか? と一瞬思いましたが、どうみても露出度が高すぎます。ミランダ先生でした(´・ω・`)シャローン
でも黄色が出たことで「ちょっとシャロンに近づいたんじゃね?」と気を取り直して五回目。


…赤い髪に青い服…あぁマロン先生かぶっちゃった…



………?………赤い髪?帽子は?


っつーわけで、シークレットの帽子なしマロン先生をここでゲット。
書いてる通り、一個もかぶることなく残りはシャロンアロエ。そんな状況。え、これノーミスでコンプできるの?そんな、妄想。
でね。
六回目。


…あ。アロエだ。


えー。
ここまでノーミスです。
芸四でなんだか分かんないから全部1でいいや!と1を押し続けてたら最後の一問で83.33だった。と、そんな状況。
うっはスポ外なんてムリポ!とか言いながらオール1234で気が付いたら83.33だった。そんな好機。


…あれ。これ、コンプじゃね?


バカバカ私のバカ!
コレクターなら誰しもが通る、いやもう私は何年か前に通っているのだがその悲劇を忘れていたのか。あぁ平和な日々のぬるま湯につかりすぎていたのか。


………罠ッッッ!!!!


………………トラップッッッッッ!!!!!!








えー。
いけると思ってから幾年月。
いつの間にかカバンは満杯。財布の中身はやけに軽い。
しかし、それでも。まだ、シャロンが出ない。
途中、私がやっている時に間で一回まわした男がいたが、本気で「何が出ましたか?シャロンだったら私のダブってるの全てと交換しませんか?」
と、言いそうになりましたで厨('A`)。何とか踏みとどまったが後悔は残る。何故なら。


もう財布が空だから(ノД`)


銀行は開いている訳も無く、頼るはコンビニのATMだが何故かA店の周りには、ATM設置のコンビニが無い。ジーサス。
坂を登り、ひたすら真っ直ぐ道を進めば、ATMのコンビニがあるにはあるが如何せん時間が無い。

だが、迷っている時間も無い。仕方ない。行くか。


多分、コンビニへ向かう私の姿は、対向車から見たら「うぉ!ロッシ!?」となっていたに違いない。
恐ろしいスピード。そして恐ろしい膝の震え。寿命も多分削った。もうしない。
無事お金を下ろし、その場で買い物をして「お釣りは100円玉でお願いします」とチキンな事をしてA店に戻った。
300円を入れる。レバーを構える。
こい。来い。請い。故意。恋。濃い。乞い。コイ。鯉。こい。
そこで、私は


おーっほっほっほっほ。筋書き通りね!


と笑う、シャロンの声を聞いたような気がしました。マジで。
落ちてきたカプセルを見ると…

金色の流れるようなストレート。いや、その前に真っ直ぐで張りのある腰を見た時点で確信はしてましたが。
つ、ついに…
ついに





シャロン様白ニーソ!(違




やっぱ黒も欲しいけどもさ!


とりあえず1.5はコンプしました。シャロンが出たら止めようと思ってて結局最後にしか出なかったシャロン
畜生シャロン。そんなシャロンのツンっぷりもたまらんぜ(*´Д`)ハァハァ
「べっ…別にアンタの為に出てきたんじゃないんだから!みんな揃ってるのに私だけ仲間外れじゃ嫌じゃない。ただそれだけよ!!」


「…そうよ…何?そんなに息切らせて…。そんなに必死になって私を………求められたら………出るしかないじゃない」


「もう、責任。とってよね」


                  ( ゚д゚)


〜妄想終了〜


ってなんだっけ。何しようとしてたか忘れましたがまぁとりあえず現在の我が家の状態は

いっぱいいっぱいです。