親友の結婚式

当日早朝に式場へ向かう予定だったのだが、切符を自動券売機で買ったらどうみても間に合わない時間のものしか買えなくていきなりピンチw
窓口で早めのものに換えてもらえてギリギリ5分前に到着。あぶね。
早速新郎側の席に座る。賛美歌の書かれた式の予定表が置かれているが「これ歌うのか?」とちょっと焦る。
5分前の私よりも更に遅く集団がやってくる。実際私しかモスつながりがいないので、自分の列だけ一人ぽつーん(´・ω・`)。後ろはみんな楽しそうだ。
んで。
遂に、式が、始まる。



もうね。お前のその、立派な姿を見てね、既に泣いてた。白いスーツすんげー似合ってた。
一緒にコタツでまったりしながら、KOFとかFF11とかやってたあの時からは考えつかない姿のお前を見て、不覚にも感動した。
やべぇ。これはもうやばい。ここでこれだけ心揺さぶられてたら、私多分スピーチ無理だわ。(実際にその予感は的中orz)
んで。
新婦、入場。
真っ白なウェディングドレス。真っ直ぐ、くっと顎を下げ前を見据える真剣な横顔。緊張の面持ちの父親。その先には親友。
あー
あーあー
だめだ。もうだめだ。拍手しながらボロ泣き。
一気に昔の思い出がフラッシュバック。走馬灯の様に流れていった。


最初のうちはこちら側じゃなかったのにね。遠巻きに見てた人だったのに、先輩と付き合った事でこちら側にきて。
本当に、これは、運命の紅い糸で結ばれていた二人が出会うためのきっかけだったのか、と今になって思う。
数奇な運命。出会いと別れと振り振られと。危機と困難。
いつからだろう。二人が当たり前にいるようになったのは。
いつからだろう。私とお前がコタツに入ってぐだぐだしてる横に、彼女の姿があったのは。
いつからだろう。私とお前との空間に、彼女の物や写真が増えていったのは。
全部見てきた、といっては言い過ぎかな。それでもあえて言わせて貰う。
これは奇跡だ、と。
すぐ傍に居た私が言うから間違いない。どの出来事も、それがなければ、今、君達のその姿は無かっただろうと。
アレがあったからコレがある。あの人が居たから今ここに在る。
運命。
言葉にすると簡単だけど、でも、本当に、それは、ある。


そして、二人の式が粛々と進んでいく。
その光景を見て、私はずっと涙が止まらない。
二人が幸せになる約束をしている事がとてもとても嬉しい。
幸せになって欲しい。幸せになって欲しい。
そう思うと益々涙が止まらない。
どうしよう、こんなにボロ泣きしてんの私だけだwwwwwwwwwwww親族以上に泣いてるとかアリエナスwwwwwwwwwwwwwwwww


披露宴会場へ。
どうやら大学時代の友人席へ。
えー。隣が義姉さん。その隣がお兄さん。親族自重www
でも君ら二人が凄くよく見える席に座らせてくれて感謝。スクリーンは見にくかったけどな!
純ちゃんが来られなかったので一人寂しい状態が続いていたけど、義姉さんがとても気さくな方で助かったよ。
でも…とてもいい人だったんだけど…スピーチ目前にしてる私に向けてガンガンビール注いで下さる姿に惚れそうになって困ったw
直接でも言ったけど、純ちゃんと会わせたらかなり楽しい事になりそうだったな。


んでスピーチ。
…ホントすまん。
私はお前の友人代表としての責務を果たせなかったんじゃないだろうか。
途中までは酒の力もあって上手く喋れていた様に思う。
それでも、こみ上げてくる思いはどうにも止められなかった…。
ホントごめん。
お前と、彼女の、幸せな姿を見てどうしても「おめでとう」「嬉しい」「ありがとう」しか言えなかった私を許してくれ。
式の時に予感した事が的中してしまった。
涙で、話すどころじゃ、ない。
こんな奇跡のような場所で、私がお前にお祝いの言葉を代表として捧げているなんて、もう二度と無い。人生の中で最高の瞬間だ。


二次会は、まぁ、知らない人ばかりだったけど、まだ二人の姿を見たかったから参加した。
ちょっとだけ孤独だったけど、そんなん気にならなかったから安心してくれw
料理も美味しかったし、何よりビールが鼻血でるほど旨かったんでおkwww


最後、全部終わって抱き合った時、私もお前も同じ気持ちだったと思う。
ホント良かった。お前が幸せになってよかった。
その笑顔と隣の人の笑顔と。
もう、これ以上泣かせないでくれ、と。


また遊んでね。
末永くお幸せに。
ま、その紅い糸はどう見ても解けず、切れず、緩まないけどな。保障する。