GOSICKいってみましょう

GOSICK〈3〉ゴシック・青い薔薇の下で (富士見ミステリー文庫)
そんなわけで、現行の第三巻まで読みましたよGOSICK
まず始めに、この作品は武田日向さんのイラストありきである、というのは言っておきますかねぇ。
このゴスロリの衣装の描き方と、ヴィクトリカの可愛さはもう無敵の領域に入っています。
むはーむはーっとムハりながらバンダナ男が買って行くのも無理からぬことです。
つーか実際買って行きました。
富士見はたまにスカッシュヒットな絵師さんをチョイスしますよねー。駒都えーじとか。
大抵は、なんでこんな挿絵職人を使いますか…電撃をもっと見習ってください、って感じなんですが。


さてさて内容ですが。
ミステリー的にはしょーもないっす。ありふれて使い古された、もうネタとなってしまっているくらいの物を使って
ミステリー作品というのは、かなり厳しいです。なんだろう、ちょっと怖いくらい?でミステリーなのかな、と。
西尾維新がミステリーじゃない、というのとはまた違った次元です。あちゃー、ってレベル。
あぁ、そういえば2月8日楽しみですねぇ。…やっと、というかなんというか。


その代わり、文章はとてもたおやかと言いますか、女性的で柔らかいです。
格闘シーンでさえ、フフフという声が聞こえてきそうなくらいです。
ふかふかのクッションでぷはぁとしながら、小さな男の子と女の子との青春をしみじみと眺める、そんな感じ。
この部分は、悪く言おうと思って言ってはいません。
ホントに、とても幸せな感じになれます。
…。
まぁ、ミステリーってつかなければ一番の感想だったんですがねぇ。


久城の慈愛とヴィクトリカの依存が、どのように愛に変わっていくかはとても楽しみです。
あと、反則なまでに可愛すぎる、ヴィクトリカの描写にまだまだ転げ回りたいと思います。
回を追うごとに破壊力が増していきますねぇ。
…。
もちろん、絵ありきです。
何で3巻の、着物のはだけた挿絵がないのかと小一時間悶々としてました。タハー。