ラノベじゃないけど森博嗣

ライトノベルという定義がいつか無くなりそうな気もしますね。
現在の富士見や電撃の方が名前を変える感じで。
そうすれば、もうちょっとハードカバーの本も売れてくれる気がします。あ、ラノベなら買おうかなみたいに。
やっぱあれでしょ、萌え系の挿し絵がだめなんでしょ?だから一般人は買わないんでしょ?
現在の「ライトノベル」では売れなくても、軽いストーリーを読みたい普通の読者には受けそうなものが幾つかあります。
まぁしかし、挿絵が無ければラノベとは言えない訳で…ライトノベルの枠が拡がって、色んな人がモノを書ける様になったことは喜ぶべきかもしれませんね。


冷たい密室と博士たち (講談社文庫)

冷たい密室と博士たち

えっと。
怖いのが嫌いです。だからテレビのサスペンスは全然見ません。
1巻は良かったんですよ。Fは。
真賀田博士の動機や思考が現実離れしていて、ラノベっぽくって。ある一つのイベント、おはなし。なんですよ。
でもこれは違います。いやーもう、普通の殺人事件なんです。なんだろ、目撃者殺そうとする所とかがもうダメ。
凄く人間っぽい憎悪とか怨恨とかが感じられると怖くなってしまいます。
トリックもそう。
突拍子も無い本の中のような仕掛けならなー。
あー。
これ読んだ夜、頭冴えて寝れなかった…(;´Д`)


笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)

笑わない数学者

煙草吸いたくなってきますねw
私は吸いませんが、犀川先生を見てるとちょっと吸ってみたくなります。萌絵もそうなんでしょうね。
というか、恐ろしく頭の回転の速い娘が犀川先生の傍に居る事自体、とてつもないストレスを溜めこむんじゃないかなぁ。
しかも相手はやる気なさそうだし。好きな男じゃなかったら、5巻あたりで殺してる予感がしますw
まぁ、それはそうと、三ツ星館ってのは金田一っぽいネーミングで読むほうとしても安心できました。
恐らく、かなり突拍子も無いトリックが来るんだろうなぁ、と。これが安心なんですね。
んでまぁ、実際デカいトリックだったわけですが。
いやー博士の存在感が凄すぎて、殺人とか怨恨とかその辺りがもうどうでもよくなってきます。
直接関係の無い人間の存在を大きくしすぎると、逆にストーリーが霞んでしまいますね。
実際、萌絵も狙われたりピンチになったりするのですが、これはもう犀川のしかもミエミエの落ち度ですし。
もったいぶりは、そこら辺の推理モノに任せておけば良かったのに…と思う次第です。次の巻でもそう。