灼眼のシャナ

最初のイラストを見たとき「また外伝かよッ！」としばらく読む気がしなかったんですが、時間ができたので読みました。
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涙で前が見えません

なんてこった！確かに外伝だったけど、こいつは破壊力強すぎるぜ！
出てくるキャラ全てが「まっすぐ」です。もう眩しいくらい。
「炎髪灼眼の討ち手」の名は、まさにマティルダの為にあるようなものですね。
生き様、誇り、行動全てが「炎」。そのあまりの苛烈さに、周りの人たちはいい迷惑ですがそれでも人、更に神をも惹きつける「炎」のような女。
素晴らしい。シャナは只のクラスメートに手こずってる場合じゃないぞwこんないい女が前任者とは…きついのぅ。

「とむらいの鐘」の面々もかなりカッコよい奴らばかりですね。
もう、アシズが仲間たちと出会ったシーンとかやばいやばい。背筋ゾクゾクってきたもん。
やはり強い信念を持って、突き進む奴らは違います。バカもいない。正直打ち倒されたのが不思議なくらい。
結局アシズの祈りは神によって罰を受けてしまいましたが、これはちょっと難しいところですね。

つまり、次はシャナと悠二の番ということです。
マティルダとシャナは違う人間だし、アラストールはシャナの保護者だし、ヴィルヘルミナはもう二度と同じ過ちを犯さないだろうし。メルヒムもいないしね。
マティルダの意思を継ぐ者たちに囲まれて、二人はどんな結論を出すのでしょうか。
そして、周りの大人たちは、どんな手助けをするのでしょうか。
誰もがもう、悲劇など望んでいない。
しかし今回は、悠二の方にも悲しみの種が植え付けられている。
誰がどちらのどういう選択肢を選ぶのか、はたまた選ばないのか。次からの本編再開に期待です。