ネコソギラジカル下

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)
ついに完結キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
何はともあれお疲れ様でした。


いつもは新刊が入荷されても1,2冊なのですが、今回は講談社が「戯言シリーズ完結フェア」を準備していまして、新刊も多めに入ってきました。
販促品も中々充実していまして、ポスターが2枚…デザインはネコソギラジカル下の表紙と、もう一枚はナント
黒髪に戻った友といーちゃん


が描かれています。これは凄い。昔の竹さんの絵柄のままなら尚良かったのに
しかも小冊子まで来ました。16ページ程のものですが中身が濃い。
西尾維新の一言コメント付き人物紹介に始まり、本屋さんから戯言シリーズへのメッセージ、著名人のコメントが24人分、読者が選ぶ戯言特集に西尾維新と竹さんのメッセージが付いてます。
さすが、もうほとんど動かなくなってしまったノベルズ棚において、今だ売れ続ける戯言シリーズなだけはあります。
そうそう。ウチの店のしおりは、赤色さんと姫ちゃんでした。全9種類か…集めるのは至難のワザだなおぃ。


いやーしかし、フェアの設置をしてたときはマジ至福(*´д`*)でした。
売れるといいなー。一冊の値段が高いので厳しいんですが、ライトノベル読者から引っ張ってこれればと考えてます。


さて。
それでは感想などを書いてみたり。


一番大雑把にいうと、まぁこんなもんかな。
良くは無い。
けど悪くも無い。
落とし所としてはこの辺りでしょうね。
一冊で全ての要素を片付けるのは無理だと分かっていた事ですし、まぁ、やるとしたら真心と赤色かなーと思ってました。


結構十三階段が最後まで出張って来てたのは意外でしたが。
一里塚木の実や時宮時刻関連は、そっちやるならもっと昔の奴出してくれよー、という声多数な予感がします。
本の中でも、赤色の王道万歳を否定してるんで、そんな展開にはならないか。でもやるなら徹底的に王道でよかったのに。微妙に中途半端なんですよね。


細かい所の感想。


友。
少しずつ、怖い本音が見え隠れしていましたが、最後の最後でようやく本性がきましたね。
これくらい怖い方が似合っていると思います。
偏執的な変質的な愛情ってやつですかねー。二人のやりとりからはラブが溢れんばかりなのに。
結局友からいーちゃんは解放されてしまうんですが
そこに
音も無く代替される人識君。
いやー相変わらず登場シーンは、かっこいいね。
さすがいーちゃんの半身と言うべきか、彼が登場すると一気に少年漫画の空気が立ち込めてきます。
気を許せる相手への、いーちゃんのセリフの力の抜け具合が絶妙だからかな。ちょっと偉そうだしw
最後の巻ではそう上手くはいかず、数一という一般人が割り込んでくるわけですが、まぁ作品の立っている地平の再確認って感じですかね。
すぐに
十三階段と西東天、さらには最強の赤色さんまでもが
割り込んでくるんだし。


第十九幕はぶっちゃけいらないような気がするのは気のせい?
いやー今更時刻とかいらないじゃん?
西東天がちゃちゃっとしゃべるだけでよかったんじゃん?
ホント、見所は人類最強の請負人の言い訳。此処のみ、以上。


第二十幕もしかり。
いーちゃんという主人公を目覚めさせる踏み台役の時刻さんが出ずっぱりです。
いらねーーーーwww
木の実ちゃんのキャラとしてはもう少し前に出てきても良さそうだったけど、確かにキャラ被りそうなのが何人もいたから無理だったかな。
でも、結構いい。普通がエグイってのはイイコトです。


長くなりすぎたので続きは明日の所に書こう。