入院中に読んだあれこれ。

すっかりライドウな毎日で忘れていましたが、入院する際に大量にラノベを持って行ったんです。袋にいっぱい。
冊数的には60冊はあったと思うけど、結局全部は無理でした。っつーかお腹いっぱいっす(笑)。
そんなわけで感想羅列ゴー。

乃木坂春香の秘密

乃木坂春香の秘密 (電撃文庫)
イラストレーターの「しゃあ」さんは好きだったんですよ。ネコバステイ。でも何というか、あまりの萌えのあざとさに購入までは至らなかった一冊。
今回いいきっかけがあったので読んでみました。
自分の好みは、ファンタジーや異能力でのドタバタなので少し物足りませんでしたが、まぁまぁ面白かったですよ。
でも、最初「秘密」ってのはブギーポップ系の異能力を想像していたので、蓋を開けてみて「なーんだ」感は正直ありました。ただのオタクかよ…。拍子抜けというかガッカリ。
後、一人称の雰囲気がハルヒシリーズにそっくりなんですよね。すんごい文章の空気が被ってきて、読んでて気持ち悪かった。
更に私自身が、オタクを公言して蔑みや同情の目の中で学校生活を生き抜いてきたので、春香の境遇を普通と認めようとする主人公のやりとりにどうも感情移入できないんです。
それでも、凶悪に可愛い挿絵と期待を裏切らないお約束の展開で、安心感は120%です。
私はお約束大好きですし(笑)。
しっかしなんだな。この作者さんは、クラスメートに抹殺されかかるシチュエーションが好きだよなぁ。

有限と微小のパン

有限と微小のパン (講談社文庫)
皆さんは、ロープレでラスボスまでいくと其処で止めてまた最初からやったりしませんか?
私はします。特に大好きなゲームでは。終わらない祭りが大好きなんです。
だから、おまけディスクで後日談やサブシナリオを出してくれるメーカーさんには一生ついていきます。ええ、例え2やエクストリームや3がいかにクソでも、ついて行きますとも。
…。
えと、話がずれましたが、今回もS&Mシリーズを終わらせたくなかったので購入は随分前に済ませていたのにもかかわらず、読んではいませんでした。ということなんです。
でも仕方ないので終わらせました。
…。
ふぅ。
…やはり真賀田博士はいいね。惚れる。瀬戸さんと重ねて見ると、もうたまらん。
海岸を歩く二人の姿も美しすぎた。イメージがかなり細部にわたって浮かんできて、あんなに好きだった萌絵の存在も忘れてしまったし。
はぁ。
終わるのか。残念だ。

ゼロの使い魔 7巻

ゼロの使い魔(7) (MF文庫J)
あぁ、そういえば「ドット」「ライン」「トライアングル」スクウェア」の設定はどこに消えたんだろうか。
戦闘も、戦国無双というよりは信長の野望になっていますね。俯瞰視点から戦争を記述するってのはかなり難しいと思うのですが…。
やはり、萌えやラヴに焦点を当てるとどうしても個々の動きを追わざるを得ず、その結果一対一の戦闘がメインになってしまいます。しかしあえてゼロは「戦争」を記述している…。
…。
うん。
…。
失敗だよね。
いや、だってさー戦争部分面白くないんだもん。
キャラメインで立たせてきたお話で、いきなり国名バリバリ出されても区別つかないよ。
それに情景もまったく浮かんでこないし、マジでつまんないです。
もっと面白く描いてくれたらまた変わってくるんだろうけど…。なんかなー。