アスラクライン
- 作者: 三雲岳斗,和狸ナオ
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2005/07
- メディア: 文庫
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そんなわけで読みました、アスラクライン今のところ7巻まで。
学園でラブでコメコメのロボはもうお腹一杯です('A`)。
いや、一気読みする私が悪いんですが。
レジンキャストミルクとアスラクラインとレンタルマギカを一飲みですよ。そりゃもう満腹ですわな。
んで、話を戻して感想でも。
…まぁ、つまらなくも無いけどそこまで面白くも無い、って所ですかねぇ。
いい意味で「ライト」ノベルな感じ。
ガンガン消費されていく娯楽作品の中の一つだと思います。
しかし、何かこう、アレだな。
物足りない感が他のラノベに比べて強いのは何故かな。
主人公が完全無欠の謎の力を持っているわけでもない。燃えない。
7巻まで来てるのに、アスラマキーナ関係の謎がはっきり見えてこない。あまりに出てこないので正直どうでもよくなってきた。
機巧魔神同士の戦いが目に浮かばない。私の想像力の問題か?
目に浮かばないので、各魔神の能力を説明されても頭に残らない。っつーか「力」の軸が幾つもありすぎて、その全貌を把握できていないのに
個々の能力を説明されても正直萎える。きちんとしたヒエラルキーを最初に提示すべきじゃないのかなぁ。
力の軸の話で。機巧魔神・機巧化人間・元演操者・悪魔・使い魔そして魔神相剋者。
ありすぎ。大河ファンタジー小説じゃないんだから。
しかもそれぞれが割と対等に戦えてるんですよね(魔神相剋者を除く)。で、結局誰が強いの?って話ですよ。
いや、別にどうでもいいんですが…色々出すぎてて各々力が切迫してて更にそれぞれの中にも強さの階級があって…別にどうでもよくなってくるんです。
でもさ。
大事でしょ?
…伝説としてしか残されていない瞳とか、過去数人しか持ち得なかった魔法とか、ルール外の効力を持つ腕とかそういう「特別」みたいな熱いモノ。
どれもこれも中途半端で、更に言えば女の子関係も中途半端で、燃えも萌えもできないというイマイチ感。
挿絵の奏だけが救いか?
読んでて引っ張られている気がしない内容なので、まぁここまでかな。
でも7巻まで出てるわけだし、個人的に合わなかったというのが答えとして相応しい気がします。