いぬかみっ!

いぬかみっ!〈8〉川平家のいちばん長い一日 (電撃文庫)
8巻まで読了しました。これで終わりなのかな?
主人公の啓太がよくあるエロゲー設定(普段大馬鹿おちゃらけ→実は色々気付いててしめるとこは〆る)という所以外は、とても良いラノベでした。
いや、そんな設定が嫌いっていう訳じゃなくて、作者本人が透けて見えてきちゃうのが嫌だったなーって位ですが。河原崎等の話とも相俟って。


バカとマジメのバランスが上手く取れていて、登場人物の書き分けも出来ている。ラスボスの弱さはちょっと気になりましたが、主人公に勝ち目をもたらすには致し方ない所かなとも思います。
黒と白の使い分けや、オタクが喜ぶ「カッコよさ」というのを良く分かっていますね。
巻数が進むにつれて薫の話にシフトしていったのも良かったと思います。筋のストーリーが中だるみせず、かつラストへ向けてシリアスにもっていく転回は素晴らしかった。
まぁ多少語りきれていない感はありますが、概ねよし。
お陰で、啓太の扱いはかなり可哀想でしたがね(*´∀`)


あ、そういえば萌えたキャラって特化していなかったなー。
強いて言えば、ようこ?
んーでも、違うな。やっぱり啓太と絡んでいる犬神達を見ているのが、楽しいっていうのかな。
啓太とようこを見ているのが好き、という、ともはねの心情に近いかも。


アニメ化は4月の改編からみたいですねー。楽しみ楽しみ。